はじめに
EC作業を「作業」として切り分け、
少しずつ現場に入れていく。
理屈ではうまくいく。
でも現実は、そうきれいには進みません。
- 同じミスが続く
- 注意しても改善しない
- 職員の表情が曇っていく
正直、
「このやり方、間違っているのかもしれない」
そう感じたことも何度もありました。
今回は、
ミスやトラブルが続いたとき、私がやらなかったこと・やったことを整理します。
「向いていない」で片づけなかった理由
トラブルが続くと、必ず出てくる言葉があります。
「この作業、向いていないんじゃない?」
この言葉自体は、
決して悪意から出るものではありません。
でも私は、
できるだけこの言葉を使わないようにしました。
理由はシンプルです。
👉
向いていない=排除
になりやすいから。
B型事業所は、
「できない人をふるいにかける場所」ではありません。
ミスが続くとき、最初に疑ったのは「人」ではなかった
ミスが起きると、
つい「誰がやったか」に目が向きます。
でも私は、
最初に“仕組み”を疑うようにしました。
- 手順は多すぎないか
- 判断が必要な工程が混ざっていないか
- 一度で覚えなければならない量が多すぎないか
ほとんどの場合、
ミスは人ではなく、設計に原因がありました。
実は、作業を「やめた」ことも何度もあります。
これは正直な話ですが、
うまくいかなかった作業は、何回かやめてしまった作業もあります。
- 利用者が不安そう
- 職員がピリピリする
- 工賃どころか空気が悪くなる
この状態で続けても、
誰も幸せになりません。
「やめる=失敗」
ではなく、
👉
「今はこの形じゃない」
という判断
だと考えました。
それでも再開できた理由
作業を止めたあと、
すぐに別のことを始めたわけではありません。
- どこで詰まったか
- 何が負担だったか
- どの工程ならできそうか
作業を分解し直す時間を取りました。
すると、不思議なことに、
- ここならできる
- これは負担が少ない
というポイントが見えてきます。
再開するときは、
必ずレベルを下げて戻しました。
ミスを「報告できる空気」をつくる
トラブルが一番大きくなるのは、
ミスが隠れたときです。
だから私は、
- ミスしても怒られない
- 早く言ったほうが楽
この空気づくりを最優先にしました。
ミスをゼロにするより、
ミスが表に出る仕組みのほうが大切です。
職員への伝え方で意識したこと
職員ミーティングでは、
次のように話していました。
- 「この作業は実験段階」
- 「失敗は想定内」
- 「続けるかどうかは、途中で変えていい」
これだけで、
職員の肩の力はかなり抜けます。
それでも合わない場合もある
ここは、
きれいごとを書かない部分です。
- どうしても合わない
- 本人が強く拒否している
この場合は、
無理に続けません。
EC作業がすべてではありません。
「合わない作業がある」
それ自体は、
その人の価値を下げるものではありません。
サビ管として一番守りたかったもの
工賃アップは大切です。
でも、それ以上に守りたかったのは、
👉
現場の安心感
👉
「ここにいて大丈夫」という感覚
これが崩れると、
工賃どころではなくなります。
次につながるトラブルにするために
ミスやトラブルは、
「失敗」ではなく
データだと考えています。
- この工程は難しい
- この説明は伝わらない
それが分かれば、
次は必ず楽になります。
まとめ
ミスやトラブルが続くとき、
- 人を責めない
- 仕組みを見る
- 一度やめる勇気を持つ
この3つが、
現場を守りながら前に進む鍵でした。
次に読んでほしい記事
この記事を読んだ方は、こちらも参考になります。
▶ 工賃アップに向けて|サビ管の私が最初に考えたこと
▶ EC作業を作業として切り分け、工賃を発生させる方法
▶ ミスやトラブルが続く場合の対処|現場を守る判断軸
現場で悩み続けるより、
一つずつ仕組みに落とし込むことが、工賃アップへの近道です。


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